W星雲隕石

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W星雲隕石ダブルせいうんいんせき W Nebula Meteorite

種 類通常罠
フィールド上に裏側表示で存在するモンスターを全て表側守備表示にする。このターンのエンドフェイズ時に自分フィールド上に表側表示で存在する爬虫類族・光属性モンスターを全て裏側守備表示にし、その枚数分だけ自分はデッキからカードをドローする。その後、自分のデッキからレベル7以上の爬虫類族・光属性モンスター1体を特殊召喚する事ができる。
初 出 2011年2月11日 EXTREME VICTORY(EXVC)

 発動時にフィールドの裏側表示モンスターを全て表側守備表示にする効果、そのターンのエンドフェイズ時に自分フィールドに表側表示で存在する光属性・爬虫類族モンスターを全て裏側守備表示にし、その枚数ドローする効果、デッキからレベル7以上の光属性・爬虫類族モンスター1体をリクルートする効果を持つ通常罠。

 ここでは便宜上、裏側表示モンスターを全て表側守備表示にする処理を①、光属性・爬虫類族モンスターを全て裏側守備表示にする処理を②、ドローする処理を③、レベル7以上の光属性・爬虫類族をリクルートする処理を④とする。

 光属性・爬虫類族という指定ながら、『ワーム』サポートの側面が強い。
 【ワーム】においては、①で《ワーム・ヤガン》のリバースした時の効果を任意のタイミングで発動させることができる点、②で《ワーム・ヤガン》《ワーム・カルタロス》といったモンスターのリバース時の効果が再び使用できるようになる点、《ワーム・ゼクス》の効果により場に複数体の光属性・爬虫類族モンスターを用意できることから、③で複数枚のドローが見込める点、④で《ワーム・キング》をリクルートできる点と、このカードの効果全てを有効に使用できる。

 ①は、《ワーム・ヤガン》の「相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して持ち主の手札に戻す」効果と相性が良く、相手の展開の妨害を行うことができる。
 また、相手の裏側表示モンスターも表側守備表示にできるため、相手モンスターのリバース時の効果を暴発させることも可能。

 ②は、①と異なり、光属性・爬虫類族モンスターのみに作用する効果。
 リバース効果・リバースした時に発動する効果を多く有する『ワーム』の、それら効果を再び使用できる状態にすることができる。
 また、裏側表示のモンスターを①で表側守備表示にし、②で再び裏側守備表示にするため、自己蘇生した《ワーム・ヤガン》の「フィールド上から離れた場合ゲームから除外される」効果を消すことができる。

 ③は、最序盤から盤面に該当するモンスターを2体並べることができることから、《ワーム・ゼクス》と《ワーム・ヤガン》のコンボと特に相性が良い。
 また、④で場の③に該当するモンスターを増やせるため、同一ターンの2枚目以降の《W星雲隕石》のドロー量が増える。

 ④のための大型モンスターの採用には、リリース軽減効果を持っていることから、手札に引いてしまっても事故をある程度軽減できる《ワーム・キング》が適している。
 また、《ワーム・クィーン》をリクルートすることで、この効果で間接的に小型~中型の『ワーム』を特殊召喚できる。

 ②~④の処理は、残存効果である。
 そのため、このカードの発動に成功していれば、基本的に無効化されることはない。
 但し、①の効果処理時に裏側表示モンスターがフィールドに存在しなくなり、モンスターを表側守備表示にできなかった場合、②~④の効果は適用されない。
 また、エンドフェイズに光属性・爬虫類族モンスターが存在しない場合、④の効果も処理されない。
 これらの事情から、ステータスの低い光属性・爬虫類族モンスターしかフィールドに存在しない状況では、メインフェイズ2より前のフェイズでは発動がし難い。
 そうした面からも、《ワーム・ヤガン》とは非常に好相性であるといえる。

 『ワーム』の他にも、光属性・爬虫類族のモンスターを(一部)有するカテゴリーに、『エーリアン』が存在する。

補足

  • エンドフェイズの効果は全てチェーンブロックを作らない。
  • エンドフェイズの効果処理は同時ではない。
  • ダメージステップ中、及び裏側表示モンスターが1体も存在しない場合には発動できない。
  • ドローする処理は強制。
  • リクルートする処理は任意。そのため、デッキに特殊召喚可能なモンスターが存在しなくても、このカードを発動できる。
  • エンドフェイズに光属性・爬虫類族モンスターが1体も裏側守備表示にできなかった場合、リクルートできない。
  • エンドフェイズにこのカードが墓地に存在しなくても、エンドフェイズの効果を適用できる。

処理の流れ

STEP
エンドフェイズ

この効果を適用したエンドフェイズに「自分フィールド上に表側表示で存在する爬虫類族・光属性モンスターを全て裏側守備表示にし」の処理を行う。

STEP
1体以上裏側守備表示にした場合

その後、「その枚数分だけ自分はデッキからカードをドローする」処理を行う。

STEP
1枚以上ドローした場合

その後、「自分のデッキからレベル7以上の爬虫類族・光属性モンスター1体を特殊召喚する」処理を行うことができる。

※これらの処理は同時には行われない
※各「した場合」の段階で、「しない場合」「できない場合」は、「その後~」の処理が行えない。

Q&A

《W星雲隕石》に対して《王宮の弾圧》《神の警告》は発動できますか?

はい、できます。

モンスターカード扱いの《アポピスの化神》に《W星雲隕石》のエンドフェイズ時の処理が適用される場合、裏側守備表示になる処理はどうなりますか?

《アポピスの化神》は光属性・爬虫類族であることから、《W星雲隕石》の裏側守備表示にする処理が適用されます。
しかし、その場合《アポピスの化神》は魔法・罠ゾーンにセットされることになり、結果的に裏側守備表示にならないため、その後のドローする処理で《アポピスの化神》の分はドローできません。

《王宮のお触れ》《トラップ・スタン》にチェーンしてこのカードを発動した場合、エンドフェイズに適用される効果は無効になりますか?

いいえ、なりません。

《聖なる輝き》が存在する時にこのカードを発動できますか?

はい、できます。

《虚無魔人》が存在する時にこのカードを発動できますか?

はい、できます。

関連ページ

  • 『エーリアン』
  • 『ワーム』

このカードを使用するデッキ

  • 【ワーム】
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