連鎖除外

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連鎖除外チェーン・ロスト Chain Disappearance

種 類通常罠
攻撃力1000以下のモンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。その攻撃力1000以下のモンスターをゲームから除外し、さらに除外したカードと同名カードを相手の手札・デッキから全て除外する。
初 出 2003年4月24日 混沌を制す者(306)

 攻撃力1000以下のモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚の成功時に、そのモンスターと相手の手札・デッキの同名カードを全て除外する効果を持つ通常罠。

 攻撃力1000以下と範囲は狭いものの、「対象を取らない」且つ「除外」であり除去性能に優れる。
 他にも、基となった《連鎖破壊》とは多くの差異が見られる。
 例えば「トリガーとなったモンスターに対しても影響が及ぶ」「トリガーとなったモンスターのコントローラーにかかわらず、相手の手札・デッキの同名カードを参照する」などがあり、多くの場合、こちらの方が除去性能の面では優秀である。

 「攻撃力1000以下のモンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる」ことから、フィールドに出た時点で適用される《強者の苦痛》などを用いることで、元々の攻撃力が1000を超えているモンスターに対しても発動できる。
 その場合、必然的に手札・デッキの同名モンスターは攻撃力が1000を超えていることになるが、それらも除外される。
 反対に、このカードの発動に《禁じられた聖杯》をチェーンするなどして、効果処理時に攻撃力を1000よりも高くすることで回避することができる。
 このカードの回避策としては、他にも《月の書》《強制脱出装置》などで効果処理時に攻撃力を参照させない方法もある。

 トリガーとなるモンスターの範囲が局所的であることから、サイドデッキ向きのカードである。
 但し、このカードが機能するデッキに与える損害は甚大なものである場合が多く、【六武衆】で《六武衆の影武者》を除外するなど、デッキによっては致命的な機能不全に陥らせることができる。
 【TG代行天使】の《神秘の代行者 アース》《TG ストライカー》《神聖なる球体》のように、このカードで除外したいモンスターが複数体存在するデッキに対しては、腐りにくく非常に有効である。

 この効果処理後に、公開情報内でトリガーとなったモンスター及びその同名モンスターの枚数が、該当するモンスターをデッキに入れることのできる上限枚数未満だった場合、相手の手札・デッキ(エクストラデッキ)を見て、該当するモンスターがまだ残っていないかを確認できる。
 このことから、モンスターの除去に加え、手札・デッキの情報アドバンテージを獲得できる可能性も持ち合わせている。

補足

  • 対象を取らない。
  • ダメージステップには発動できない。
  • トリガーとなるモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚が成功した時、その直後に発動できる(「チェーン処理の途中で召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合」「召喚・反転召喚・特殊召喚の直後に別の処理が行われた場合」には発動できない)。
  • 処理時に、トリガーとなったモンスターが「モンスターゾーンに表側表示で存在し」「攻撃力が1000以下である場合」に除外する処理を行う。
  • 同時に複数体のモンスターが特殊召喚されている場合、処理時には、その中の攻撃力が1000以下のモンスターを全て除外する。
  • 「攻撃力1000以下のモンスターをゲームから除外」と「除外したカードと同名カードを相手の手札・デッキから全て除外する」処理は同時には行われない。
  • エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターに対しても発動でき、除外したカードと同名カードを相手のエクストラデッキから除外する。2014年3月29日~エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターに対しても発動できるが、「除外したカードと同名カードを相手の手札・デッキから全て除外する」の「デッキ」にエクストラデッキは含まれない。
  • 元々の攻撃力が1000以下であっても、フィールドに出た時点で攻撃力が1000を超えているモンスターには発動できない。
  • 元々の攻撃力が1000を超えていても、フィールドに出た時点で攻撃力が1000以下のモンスターには発動できる。
  • トリガーとなったモンスターが除外されなかった場合、手札・デッキの同名カードも除外されない。

Q&A

《連鎖除外》の効果処理時に、《連鎖除外》にチェーンして発動した《TG1-EM1》の効果によってコントロールが変わっていた場合、どうなりますか?

そのモンスターを除外し、《連鎖除外》を発動したプレイヤーから見て相手の手札・デッキから同名モンスターを除外します。

《N・マリン・ドルフィン》の特殊召喚に対して《連鎖除外》を発動した場合、どうなりますか?

デッキに同名カードとして扱われる《N・アクア・ドルフィン》が存在するため、「除外したカードと同名カードを相手の手札・デッキから全て除外する」処理が行われます。

自身の効果で特殊召喚した《ゾンビキャリア》※に対して、《連鎖除外》を発動した場合、どうなりますか?

《ゾンビキャリア》の除外に成功したことになるため、「除外したカードと同名カードを相手の手札・デッキから全て除外する」処理が行われます。

※この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される

《連鎖除外》のトリガーとなったモンスターを対象に、《禁じられた聖槍》をチェーン発動した場合、どうなりますか?

そのモンスターは罠カードの効果を受けないため、除外されません。また、そのモンスターが除外されなかった場合、同名カードも除外されません。

関連ページ

  • 《連鎖破壊》

このカードで対策できる主なデッキとカード

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