トラップ・スタン

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トラップ・スタン Trap Stun

種 類通常罠
①:このターン、このカード以外のフィールドの罠カードの効果は無効化される。
初 出 2009年2月14日 RAGING BATTLE(RGBT)

 発動したターン中、フィールドの罠カードの効果を無効化する効果を持つ通常罠。

 罠カード対策としては《王宮のお触れ》《盗賊の七つ道具》と並んで採用率が高い。
 どれを採用するかは構築に依るが、罠カードを殆ど採用していないデッキであれば、効果が適用されている限り永続的に罠カードの効果を無効にする《王宮のお触れ》に分がある。これは数ターンに渡る効力の持続を期待できる一方で自分はその影響を殆ど受けないからである。
 反対に、罠カードを多く採用したデッキの場合には、自分の罠カードを阻害しないという理由からこのカードか《盗賊の七つ道具》を採用することになる。
 カウンター罠である《盗賊の七つ道具》は発動を無効化され難く、カウンター罠の発動に対しても後出しで発動できるが、良くも悪くも《盗賊の七つ道具》1枚につき1枚の罠カードにしか対応できない。
 その点《トラップ・スタン》であれば、展開するターンのみ罠カードの効果を無効にできるため、《王宮のお触れ》の欠点である自分の罠カードを阻害してしまう問題と、《盗賊の七つ道具》の欠点である1枚で複数枚の罠カードに対応できない問題を解決している。また、スペルスピードの関係でカウンター罠カードの発動に対してチェーンすることはできないが、あらかじめ発動しておくことでカウンター罠カードが発動されてもその効果は無効となる。
 但し《王宮のお触れ》はもちろん、このカードも発動したターンは自分の罠カードも効果が無効化されてしまうため、展開に罠カードが絡むデッキには適さない。

 《盗賊の七つ道具》よりも《王宮のお触れ》に近い役割を持つカードだが、チェーンして発動された《サイクロン》などで妨害されずに済むのは、このカードの明確な優位性であるといえる。
 他方で、永続効果である《王宮のお触れ》を相手のエンドフェイズに発動することにより、そのターンに伏せられた罠カードを封じる使い方は、このカードにはできない芸当である(例えば《盗賊の七つ道具》が伏せられた場合、そのエンドフェイズに発動した《王宮のお触れ》であれば無力化できるが、次の自分のターンに発動する《トラップ・スタン》に対しては、チェーンして発動することで無効にできてしまう)。

 《王宮の弾圧》とは相性が良く、そのターン中、相手の罠カードによる妨害は考えなくて済むと同時に、自分の場に表側表示で存在している《王宮の弾圧》の効果を相手に使われる心配もなくなる。

補足

  • 対象を取らない。
  • ダメージステップには発動できない。
  • 「このターン」とはエンドフェイズの終了時まで適用される(エンドフェイズに誘発する効果も無効化される)。
  • フィールドで発動・適用される罠カードの効果が無効になる(墓地で発動する罠カードなどの効果は無効化されない)。
  • フィールド上で発動し、効果処理時にフィールドに存在しない罠カードの効果も無効になる。

Q&A

モンスターカード扱いで存在している《アポピスの化神》に《禁じられた聖槍》が適用されているとします。《トラップ・スタン》を発動した場合、その《アポピスの化神》はどうなりますか?

《禁じられた聖槍》が適用されているので、《トラップ・スタン》の効果を受けません。

《トラップ・スタン》の効果が適用され、効果が無効になった《リビングデッドの呼び声》とその効果で特殊召喚されたモンスターが存在するとします。《トラップ・スタン》の効果が適用されなくなった後、その《リビングデッドの呼び声》がフィールドから離れた場合、特殊召喚されたモンスターは破壊されますか?

はい、されます。

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