キメラテック・フォートレス・ドラゴン

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キメラテック・フォートレス・ドラゴン Chimeratech Fortress Dragon

種 類融合・効果モンスターレベル8
属 性闇属性種 族機械族
攻撃力0守備力0
【機械族/融合/効果】
「サイバー・ドラゴン」+機械族モンスター1体以上
自分・相手フィールドの上記のカードを墓地へ送った場合のみEXデッキから特殊召喚できる。
このカードは融合素材にできない。
①:このカードの元々の攻撃力は、このカードの融合素材としたモンスターの数×1000になる。
初 出 2007年8月21日 Vジャンプ 2007年10月号(LODT)

 自分・相手フィールドの融合素材を墓地へ送ることでエクストラデッキから特殊召喚する召喚条件、融合素材にできない効果外テキスト、元々の攻撃力が融合素材としたモンスターの数×1000になる永続効果を持つ『キメラテック』の融合モンスター。

注意事項

ここでは便宜上、このカードの「特殊召喚の条件」により墓地へ送られる「自分・相手フィールドの《サイバー・ドラゴン》と機械族モンスター」を「融合素材」と表す。

 いわゆる《融合》カードなどを用いた融合召喚はできず、「自分・相手フィールドの融合素材を墓地へ送ることでエクストラデッキから特殊召喚できる」特殊な融合モンスター。
 《サイバー・ドラゴン》こそ名称指定されているものの他の素材は「機械族モンスター」と非常に緩く、相手フィールドのモンスターも融合素材にできることから、機械族モンスター全般へのメタカードとして《サイバー・ドラゴン》と合わせて広く用いられる。

 除去カードとして見た時の性能は非常に高く、このモンスターを特殊召喚する手順(召喚条件)として「融合素材を墓地へ送る」ため、自分のメインフェイズにフィールドに融合召喚が揃った上で優先権が回ってきた時点で、相手に除去を妨害されることはない。
 但し、機械族モンスターが自分フィールド上に存在する以上《サイバー・ドラゴン》がフィールドに出た時点で相手の狙いが透けて見えるため、その特殊召喚成功時に《奈落の落とし穴》を当てるなど、妨害の余地はある。※1
 さながら《超融合》による除去を想起させるが、あちらは手札コストが必要であり、融合素材の一部を自身が負担する場合には少なくとも合計で3枚のカードを消費することになる一方で、こちらは《サイバー・ドラゴン》1枚の消費で済み、エクストラデッキもこのカードを採用するのみで良い(相手ターンに除去できないなどの欠点もあるが)。

 このカードにメタられる側である「機械族を入れたデッキ」を使用する場合にも、相手の《サイバー・ドラゴン》を処理することができ、また相手も機械族を入れたデッキであった場合には自分が《サイバー・ドラゴン》を用いることで除去できるため、採用されるケースが多い。

 サイドデッキにはエクストラデッキのモンスターを入れることもできるため、エクストラデッキの枠に余裕がないデッキでは、《サイバー・ドラゴン》と合わせてサイドデッキに採用される場合がある。

補足

「自分・相手フィールドの上記のカードを墓地へ送った場合のみEXデッキから特殊召喚できる」効果に関する補足

  • 効果としては扱われない。
    • エクストラデッキのこのモンスターを特殊召喚する方法・手順である。
  • この方法による特殊召喚が、正規の方法による特殊召喚である。
  • この方法による特殊召喚は、融合召喚ではない。
    • 但し、この手順に使用されるモンスターは融合素材として墓地へ送る。
      • その場合に、「融合素材にできない」テキストを持つモンスターを墓地へ送り、特殊召喚することはできない。
      • 融合素材代用モンスターを墓地へ送ることはできない。
  • 融合素材を墓地へ送れない場合、この方法による特殊召喚はできない。
  • サイバー・ドラゴン》はモンスターゾーン、魔法・罠ゾーンから選び、機械族はモンスターゾーンから選ぶ。
  • 自分のモンスターゾーンの融合素材は表示形式を問わない。
    • 相手のモンスターゾーンの融合素材は表側表示に限る。
  • この特殊召喚のために墓地へ送ったカードは、効果によって墓地へ送られたカードとして扱われる。
  • モンスタートークンは融合素材にできない。※2
  • 2014年3月21日~ペンデュラムモンスターは素材にできない。※3 ※4

「このカードは融合素材にできない」効果に関する補足

  • 効果としては扱われない。

①の効果に関する補足

  • モンスターゾーンで適用される永続効果。
  • 融合素材となった罠モンスターも、モンスターの数に含まれる。
  • 「この効果が無効になった場合」「このカードがモンスターゾーンに表側表示で存在しなくなった場合」、「このカードの融合素材としたモンスターの数×1000になる」効果の適用はなくなる。

Q&A

《融合禁止エリア》が適用されているとします。《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》を「特殊召喚の条件」で特殊召喚できますか?

はい、《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》の特殊召喚は融合召喚ではありませんので、特殊召喚できます。

《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》に《融合解除》を発動した場合、墓地へ送ったモンスターは特殊召喚されますか?

いいえ、《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》の特殊召喚は融合召喚ではありませんので、されません。

――では、その《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》はどうなりますか?

その場合、エクストラデッキに戻ります。

《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》に《サイバネティック・フュージョン・サポート》の効果を適用できますか?

いいえ、《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》の特殊召喚は融合召喚ではありませんので、効果を適用することはできません。

《DNA改造手術》が適用されているとします。元々の種族が機械族でないモンスターを《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》の融合素材にできますか?

はい、できます。

――では、その場合に《虚無魔人》を融合素材にすることで特殊召喚できますか?

いいえ、《虚無魔人》の効果が適用されているため、できません。

マクロコスモス》が適用されているとします。《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》を「特殊召喚の条件」で特殊召喚できますか?

いいえ、融合素材を墓地へ送ることができないため、特殊召喚できません。

このカードを《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》の融合素材にできますか?

いいえ、《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》は融合素材にできないため、できません。

関連ページ

脚注

  1. もし《サイバー・ドラゴン》をセットしたとしても、アドバンス召喚でセットされていることから、いずれにせよ看破できる。但しその場合、相手の狙いが分かったとしても対応できる手段は限られる。
  2. フィールドを離れた時点で消滅してしまい、墓地へ送ることができないため。
  3. 墓地へ送られる場合、墓地へ送られる代わりにエクストラデッキに加わることから、墓地へ送ることができないため。
  4. 「フィールド上のカードをデッキに戻す事はできない」場合を除く。
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