強制転移 Creature Swap

種 類 | 通常魔法 | |||||
①:お互いのプレイヤーは、それぞれ自身のフィールドのモンスター1体を選ぶ。そのモンスター2体のコントロールを入れ替える。このターン、そのモンスターは表示形式を変更できない。 | ||||||
初 出 2001年11月29日 Mythological Age -蘇りし魂-(MA) | ||||||
準制限 03/01/01~08/02/29 |
お互いに選んだ自身のモンスター同士のコントロールを入れ替える効果を持つ通常魔法。
それぞれのプレイヤーが、相手に送る自身のモンスターを決め合うため、相手の場にモンスターが1体しか存在しない状況を除き、目当てのモンスターを手に入れることは難しい。
また、効果処理時に相手に送るモンスターを選ぶ、対象に取らない効果である。そのため、このカードの発動から効果処理までの間に場の状況が変わると、想定外のモンスターが送られてくる可能性がある(例:発動に《スケープゴート》をチェーンされ、「羊トークン」が送られてくる)。
相手に送りつけるのに適したモンスターとしては、ステータスの低いモンスターだけでなく、『リクルーター』《クリッター》《TG ストライカー》のように墓地へ送られると効果が発動するモンスターや、《アメーバ》《グリグル》などのコントロールが移ることで自分にメリットまたは相手にデメリットが及ぶモンスターなども挙げられる。
「表示形式を変更できない」とは、ルール上「自分のターンのメインフェイズに、1ターンに1回まで行える表示形式の変更」のことであって、《月の書》などの効果によって表示形式を変更することはできる。
このカードで送りつける目的で、攻撃力の低いモンスターを攻撃表示で場に出すと、このカードの発動や効果が無効にされた場合に、そのモンスターが攻撃表示のまま相手にターンを渡さなければならない危険性が生まれる。
補足
- お互いのモンスターゾーンに、それぞれ1体以上のモンスターが存在している状況で発動できる。
- 効果処理時に、お互いのプレイヤーがそれぞれコントロールを入れ替える自身のモンスター1体を選ぶ。
- 裏側表示のモンスターを選択できる。
- 送られてきたモンスターをモンスターゾーンのどの位置に置くかは、それぞれのプレイヤーが自分で選べる。
- 「コントロールを変更できない」効果を持つモンスターは選ぶことができない。
- 自分の場にモンスターがいない状況で、相手のモンスターのコントロールを一方的に奪うことはできない。
- 「表示形式を変更できない」とは、ルール上「自分のターンのメインフェイズに、1ターンに1回まで行える表示形式の変更」のことであって、《月の書》などの効果によって表示形式を変更することはできる。
不発となるパターン
- 効果解決時に、自分の場にモンスターが存在しないプレイヤーがいる場合。
- このカードの効果を受けないモンスター(例:《禁じられた聖槍》の効果が適用されたモンスター)を選んだプレイヤーがいる場合。
そもそも発動できないパターン
- 「コントロールを変更できない」モンスターしか存在しない場合。
Q&A
- 《強制転移》で《魂を削る死霊》を選択した場合、その《魂を削る死霊》は破壊されますか?
-
いいえ、破壊されません。
この効果は対象を取る効果ではありません。 - 《群雄割拠》が適用されているとします。《強制転移》を発動できますか?
-
はい、できます。
《強制転移》の効果で選択したモンスター以外にモンスターが存在し、コントロールを入れ替えたモンスターの種族が他に存在しているモンスターの種族と異なる場合、コントロールを入れ替えたモンスターが墓地へ送られます。
《強制転移》の効果で選択したモンスター以外にモンスターが存在しない場合、(入れ替えた後もフィールド上のモンスターの種族は1種類であるため)コントロールを入れ替えたモンスターが墓地へ送られることはありません。 - 自分の場に《ホルスの黒炎竜 LV6》《ボタニカル・ライオ》のみが存在しているとします。この時、自分の選択肢としてはどのようなものがありますか?
-
「コントロールを変更できない」《ボタニカル・ライオ》を選択することはできません。
「魔法の効果を受けない」《ホルスの黒炎竜 LV6》を選ぶことはできるので、《ホルスの黒炎竜 LV6》を選択し、結果として《強制転移》の効果処理は行いません。 - ――では、自分の場に《ボタニカル・ライオ》のみが存在している場合はどうですか?
-
空撃ちになるため、「コントロールを変更できない」モンスターしか存在しない場合は、《強制転移》を発動することができません。
コメント