フォッシル・ダイナ パキケファロ

目次

フォッシル・ダイナ パキケファロ Fossil Dyna Pachycephalo

種 類効果モンスターレベル4
属 性地属性種 族岩石族
攻撃力1200守備力1300
【岩石族/リバース/効果】
①:このカードがリバースした場合に発動する。フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て破壊する。②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いにモンスターを特殊召喚できない。
初 出 2007年8月24日 ザ・ヴァリュアブル・ブック10(VB10)

 リバースした場合に、特殊召喚されたモンスターを全て破壊する誘発効果、お互いにモンスターの特殊召喚を封じる永続効果を持つモンスター。

 ①は、リバースすることで、特殊召喚されたモンスターを全体除去できる効果。
 ダメージステップでも発動できるため、効果の発動は無効にされ難いが、リバース効果ゆえの遅効さが欠点となる。
 また、自分の特殊召喚されたモンスターも巻き込んでしまうため、採用できるデッキを選ぶメタカードである。

 ②は、お互いの特殊召喚を封じる効果。
 効果自体は非常に強力であるため、低いステータスを補えるカードと併用することで活かしたい。

 似た効果を持つカードに、《昇霊術師 ジョウゲン》が存在する。
 あちらとの違いは、以下の通りである。

破壊効果リバース時起動効果
攻撃力1200200
守備力13001300
属性地属性光属性
種族岩石族魔法使い族

 破壊効果がリバース時に発動する《フォッシル・ダイナ パキケファロ》は、効果を無効にされ難い点や奇襲性では優るが、特殊召喚されたモンスターを即座に除去したい場合には、起動効果として破壊効果を持つ《昇霊術師 ジョウゲン》に軍配が上がる。
 但し、その場合に《エフェクト・ヴェーラー》などのカードによって無効にされるリスクも考慮する必要が生まれる。

 《昇霊術師 ジョウゲン》は、ステータスの低さが課題である《フォッシル・ダイナ パキケファロ》よりも更に低い攻撃力を持つ。
 手札から召喚すると表側攻撃表示でフィールドに出ることになってしまうため、特殊召喚を封じる効果をメインに運用する場合には、《オネスト》などの戦闘から守る手段は用意しておきたい。
 一方で、ステータスの低さ故に《リミット・リバース》とは相性が良く、チェーン発動により特殊召喚の不発も狙える。

 岩石族である《フォッシル・ダイナ パキケファロ》は、メタ効果を多く有する『コアキメイル』の岩石族モンスターと相性が良く、維持コストにできる。
 魔法使い族である《昇霊術師 ジョウゲン》は、強力なメタカードである《魔法族の里》に対応している。

補足

  • ①は誘発効果、②は永続効果。

①の効果に関する補足

  • 対象を取る効果ではない。
  • リバース時に必ず発動する。
  • ダメージステップでも発動する。
  • 《浅すぎた墓穴》《素早いビッグハムスター》などの裏側表示で特殊召喚されたモンスターも破壊する。
  • 裏側守備表示で特殊召喚されたこのカードも、リバース時に破壊される。
  • 特殊召喚後に装備カードとなったモンスターは破壊されない。
  • 特殊召喚後に《亜空間物質転送装置》でフィールドを離れたモンスターや《月の書》で裏側表示になったモンスターも破壊される。

②の効果が適用されている場合

  • このカードを素材にシンクロ召喚はできない。
  • このカードをリリースして《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》《D-HERO Bloo-D》などは特殊召喚できない。
  • 《名推理》《モンスターゲート》は発動できない。
  • 《地霊術-「鉄」》は発動できない(このカードをコストに発動することも不可)。

Q&A

《フォッシル・ダイナ パキケファロ》が戦闘で破壊される場合、手札の《トラゴエディア》を特殊召喚できますか?

はい、できます。
《フォッシル・ダイナ パキケファロ》の効果は、ダメージ計算にて破壊が決定した時点で適用されなくなります。

《フォッシル・ダイナ パキケファロ》が表側表示で存在するとします。《サイバーポッド》《カオスポッド》がリバースした場合、効果は処理できますか?

はい、できます。

――では、《サイバーポッド》の効果でめくった5枚のカードの中に、《フォッシル・ダイナ パキケファロ》があった場合、どうなりますか?

レベル4以下のモンスターを全て特殊召喚します。
《サイバーポッド》の効果による特殊召喚は、ターンプレイヤーから行われますが、ルール上同時に行われる扱いですので、《フォッシル・ダイナ パキケファロ》の特殊召喚できない永続効果は考慮されません。

関連ページ

  • 《昇霊術師 ジョウゲン》
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次