冥府の使者ゴーズ Gorz the Emissary of Darkness

種 類 | 効果モンスター | レベル | 7 | |||
属 性 | 闇属性 | 種 族 | 悪魔族 | |||
攻撃力 | 2700 | 守備力 | 2500 | |||
【獣族/リバース/効果】 自分フィールド上にカードが存在しない場合、相手がコントロールするカードによってダメージを受けた時、このカードを手札から特殊召喚する事ができる。この方法で特殊召喚に成功した時、受けたダメージの種類により以下の効果を発動する。●戦闘ダメージの場合、自分フィールド上に「冥府の使者カイエントークン」(天使族・光・星7・攻/守?)を1体特殊召喚する。このトークンの攻撃力・守備力は、この時受けた戦闘ダメージと同じ数値になる。●カードの効果によるダメージの場合、受けたダメージと同じダメージを相手ライフに与える。 | ||||||
初 出 2006年9月4日 遊戯王R 第3巻(YR03) | ||||||
制 限 07/03/01~13/08/31 準制限 13/09/01~14/01/31 |
自分フィールドにカードが存在しない場合に相手のカードによってダメージを受けた時に自身を手札から特殊召喚する誘発効果、この方法で特殊召喚に成功した時にダメージの種類によって発動する誘発効果を持つモンスター。
- 戦闘ダメージをトリガーに特殊召喚した場合
更に、受けた戦闘ダメージと同じ数値を攻撃力・守備力に持つ「冥府の使者カイエントークン」を特殊召喚する。- このカードの効果の仕様上、受けた戦闘ダメージ=相手モンスターの攻撃力であることから、その相手モンスターの攻撃力が2700未満であればこのカードで一方的に戦闘破壊でき、2700以上であっても生成されたトークンで相打ちできる。
- ある程度のライフポイントがなければ効果を発動し難いが、自分のフィールドががら空きの劣勢状態から、追撃を防ぎつつ形勢逆転の機会を得られる。
- そのため、このカードが公開領域に存在していないというだけでも武器になり得、あえてフィールドをがら空きにすることがブラフになる。反対に、手札にこのカードが存在する場合に《サイクロン》などのフリーチェーンを伏せておくことで、相手の攻撃を誘うことができる。
- 戦闘ダメージを受けた場合にはダメージステップに効果を発動することになるので、《奈落の落とし穴》《王宮の弾圧》などは発動できず、この効果に対処できる手段は《神の警告》など一部のカウンター罠に限られる。
- 自分フィールドにモンスターが1体のみ存在する状況で攻撃された場合でも、そのモンスターが破壊されるよりも先にダメージ計算が行われるため、このカードの特殊召喚はできない。
- このカードの効果が発動するのはダメージ計算後のタイミングで、これは《魂を削る死霊》《首領・ザルーグ》などと同じタイミングであることから、ターンプレイヤーの任意効果がチェーン1、このカードの特殊召喚効果がチェーン2で組まれ、逆順処理によりこのカードを特殊召喚した後にハンデスが行われる。
- 効果ダメージをトリガーに特殊召喚した場合
受けたダメージと等しい効果ダメージを相手に与える。- このカードの効果は「時、できる」効果であり、チェーン2以降に発動された効果によってダメージを受けた場合には、タイミングを逃してしまいこのカードは特殊召喚できない。
- 《Dragoon D-END》などの「カードの破壊と同時にダメージを与える効果」によって自分のフィールドにカードが存在しなくなった場合には、このカードを特殊召喚できる。
永続魔法・罠カード、フィールド魔法、2014年3月21日~ペンデュラム召喚とは相性が悪い。
《ダストシュート》のように発動できるタイミングが限られる魔法・罠カードをブラフ目的で無暗に伏せてしまうと、後からこのカードを引いた場合に手札で腐ってしまう可能性がある。この場合、いつでも発動できるカードであればこのカードを阻害する心配はないが、今まで伏せ続けていたブラフを特に必要性のない場面で突然発動するとなると、相手にこのカードの存在が透けてしまうのは自明である。
このカードを特殊召喚した場合に、攻撃表示よりも守備表示の方が都合が良い。
これは、《エネミーコントローラー》などでバトルフェイズ中にこのカードのコントロールを奪われ、追撃を受けてしまう可能性を潰す目的が一つ。
加えて、《収縮》《禁じられた聖槍》などで攻撃力を下げられることによる戦闘破壊を防ぐ目的がある。
一方で、手札に《オネスト》がある場合には「冥府の使者カイエントークン」を攻撃表示で特殊召喚しても良い。あるいは、攻撃表示で特殊召喚し《オネスト》をブラフにするのも一つの手か。
~2007年2月28日
対処の難しいこのカードへの対策として、《ダスト・シュート》と《マインドクラッシュ》に白羽の矢が立った。
補足
「手札から特殊召喚する事ができる」効果に関する補足。
- 手札で発動する誘発効果。
- 対象を取らない。
- ダメージステップでも発動できる。
- 相手の手札・墓地で発動した効果でダメージを受けた場合でも発動できる。
- 手札に複数枚の《冥府の使者ゴーズ》が存在する場合でも、同一チェーン上でそれぞれの効果を発動することはできない。
「受けたダメージの種類により以下の効果を発動する」効果に関する補足。
- 誘発効果。
- 対象を取らない。
- ダメージステップでも発動できる。
Q&A
- 自分フィールドにモンスター1体のみ存在するとします。相手の《破壊輪》でそのモンスターが破壊された場合、《冥府の使者ゴーズ》を特殊召喚できますか?
-
はい、チェーンブロック1で発動された《破壊輪》であれば、できます。
- ――では、そのモンスターが戦闘によって破壊された場合、どうなりますか?
-
戦闘ダメージを受けるときには、まだそのモンスターがフィールドに存在するので、このカードを特殊召喚できません。
- 《群雄割拠》が適用されているとします。《冥府の使者ゴーズ》を特殊召喚できますか?
-
はい、できます。
但し、「冥府の使者カイエントークン」を特殊召喚する効果は発動しません。
関連ページ
- 《トラゴエディア》
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