御前試合 Gozen Match

種 類 | 永続罠 | |||||
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いのフィールドにそれぞれ1種類の属性のモンスターしか表側表示で存在できない。お互いのプレイヤーは自身のフィールドの表側表示モンスターの属性が2種類以上の場合には1種類になるように墓地へ送らなければならない。 | ||||||
初 出 2008年7月19日 CROSSROADS OF CHAOS(CSOC) | ||||||
制 限 2025/01/01~ 準制限 2024/10/01~2024/12/31 |
お互いのフィールドに存在できるモンスターの属性をそれぞれ1種類ずつに制限し、2種類以上存在する場合に1種類になるように墓地へ送らせる効果を持つ永続罠。
属性版《群雄割拠》。
但し、あちらが25種類の中から1種類に制限するのに対し、こちらは神属性を除くと6種類しか存在しない。
そのため、拘束力としては《群雄割拠》に軍配が上がる。
しかしそれは、このカードが《群雄割拠》よりも採用しやすいカードであることの裏返しでもある。
このカードが無理なく採用できるからといって相手のデッキに対して有効であるかは分からないことから、サイドデッキ向きのカードといえる。
【デブリダンディ】【六武衆】などの属性がバラけているデッキに対して有効なメタカードである。
以下は、このカードの仕様である。
- モンスターが存在しない場合でも発動できる。
- 効果発動時に処理はない。
- 効果が適用された時点で、自身のモンスターゾーンに存在するモンスターの属性が1種類になるよう、お互いのプレイヤーは自身のモンスターゾーンに存在するモンスターを選んで墓地へ送る。
- 効果が適用されている状況では、以下の制約が科される。
- お互いのプレイヤーは自身のモンスターゾーンに表側表示のモンスターが存在する場合、そのモンスターと属性が異なるモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
- 但し、そのモンスターと属性が異なるモンスターを裏側表示で通常召喚・特殊召喚することはできる。
- お互いのプレイヤーは相手のモンスターゾーンに表側表示のモンスターが存在する場合、そのモンスターと属性が異なるモンスターを相手フィールドに召喚・特殊召喚できない。
- 但し、そのモンスターと属性が異なるモンスターを裏側表示で召喚・特殊召喚することはできる。
- 表側表示で存在するモンスターをリリースすることで、フィールドに表側表示モンスターが存在しなくなる場合でも、そのモンスターと属性が異なるモンスターをアドバンス召喚することはできない。
- 但し、セットしてアドバンス召喚することはできる。
- 表側表示で存在するモンスターを融合素材にすることで、フィールドに表側表示モンスターが存在しなくなる場合でも、それらのモンスターと属性が異なる融合モンスターを融合召喚することはできない。
- 表側表示で存在するモンスターをシンクロ素材にすることで、フィールドに表側表示モンスターが存在しなくなる場合でも、それらのモンスターと属性が異なるシンクロモンスターをシンクロ召喚することはできない。
- 表側表示で存在するモンスターと異なる属性のモンスターを特殊召喚する効果は、「コスト」「一連の効果で特殊召喚するよりも前の段階」で表側表示モンスターが存在しなくなる場合でも、発動自体できない。
- 但し、その発動に後からチェーンする形で《御前試合》が発動された場合はこの限りではない。
- 複数の属性のモンスターが同時に特殊召喚される場合の処理は以下の通りである。
- 表側表示モンスターが存在しない場合、特殊召喚された後で属性が1種類になるよう選んで墓地へ送る。
- 表側表示モンスターが存在する場合、その属性のモンスターのみが特殊召喚される。
- 以下の方法によって表側表示で存在する属性が2種類以上になった場合、後からフィールドに表側表示で存在するようになったモンスターを墓地へ送ることで、属性を1種類にする。
- 戦闘を行うダメージ計算前にリバースした場合、ダメージ計算後戦闘破壊される前にこのカードの効果が適用され、ただちに墓地へ送られる。その際の仕様は以下の通りである。
- 戦闘や効果によって墓地へ送られた扱いにはならない。
- 相手によって墓地へ送られた扱いにはならない。
- その際、リバースした事で発動した効果は《スキルドレイン》に無効化されない。
2020年4月1日~ダメージ計算後にモンスターゾーンで発動できる効果(リバース時の効果など)を持つ場合でも、すでに墓地へ送られているため発動できない。
- 《砂漠の光》などによってセットされているモンスターがリバースされた場合。
- その際、リバースしたことで効果が発動する場合、墓地へ送られてからその効果を適用する。
- 《強制転移》などでコントロールが移った場合。
- 戦闘を行うダメージ計算前にリバースした場合、ダメージ計算後戦闘破壊される前にこのカードの効果が適用され、ただちに墓地へ送られる。その際の仕様は以下の通りである。
- 効果が適用されることによってモンスターが墓地へ送られる場合でも、このカードの効果がそのモンスターに適用されるわけではない。
- 《E・HERO ワイルドマン》のような罠カードの効果を受けないモンスターであっても、プレイヤーが選んだモンスターは墓地へ送られる。
- 罠カードの効果で墓地へ送られたモンスターとしては扱われない。
- お互いのプレイヤーは自身のモンスターゾーンに表側表示のモンスターが存在する場合、そのモンスターと属性が異なるモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
- 自身のモンスターゾーンに表側表示のモンスターが存在しなくなる毎に、直前まで適用されていた「選んだ属性のモンスターしか出せない」制限はなくなる。
補足
- チェーンブロックを作らない。
- 効果が適用された時点で、自身のモンスターゾーンに存在しているモンスターの属性が2種類以上のプレイヤーは、自身のモンスターゾーンに存在しているモンスターの属性が1種類になるように、モンスターを墓地へ送る。
- 効果が適用されている状況では、お互いのプレイヤーは自身のモンスターゾーンに表側表示のモンスターが存在する場合、そのモンスターと属性が異なるモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
- 効果が適用されている状況では、お互いのプレイヤーは相手のモンスターゾーンに表側表示のモンスターが存在する場合、そのモンスターと属性が異なるモンスターを相手フィールドに召喚・表側表示で特殊召喚できない。
- 効果が適用されている状況で、自身のモンスターゾーンに表側表示のモンスターが存在する場合でも、モンスターを裏側表示で通常召喚・特殊召喚することはできる。
- 効果が適用されている状況で、モンスターがリバースしたりモンスターのコントロールが移ったことによって属性が2種類以上になった場合、後からそのフィールドに表側表示で存在するようになったモンスターを墓地へ送ることで属性を1種類にする(その際、チェーンブロックは作られない)。
- 効果が適用されることによってモンスターが墓地へ送られる場合でも、この効果がそのモンスターに適用されているわけではない(罠カードの効果を受けるかどうかにかかわらず、プレイヤーが選んだモンスターは墓地へ送られる。また、罠カードの効果で墓地へ送られたモンスターとしては扱われない)。
Q&A
- 自分モンスターゾーンに《青眼の白龍》が存在しているとします。自分が墓地の《ブラック・マジシャン》を対象に発動した《死者蘇生》にチェーンして《御前試合》が発動された場合、どうなりますか?
-
《ブラック・マジシャン》は特殊召喚されません。
- 《御前試合》が適用されているとします。自分・相手が選択した属性がそれぞれ異なり、自分・相手フィールドにそれぞれ複数体のモンスターが表側表示で存在している場合に、《強制転移》は発動できますか?
-
はい、できます。
その場合、コントロールを入れ替えた後で、入れ替えたモンスターが墓地へ送られます。 - 《御前試合》が適用されているとします。自分フィールドにモンスターが表側表示で存在しない場合、《真六武衆-カゲキ》《六武衆の影武者》を対象に《諸刃の活人剣術》を発動できますか?
-
はい、できます。
その場合、特殊召喚した直後にどちらかの属性を選び、残りは墓地へ送られます。 - 《御前試合》が適用されているとします。自分フィールドに表側表示の《真六武衆-キザン》が存在する場合、《真六武衆-カゲキ》《六武衆の影武者》を対象に《諸刃の活人剣術》を発動できますか?
-
はい、できます。
その場合、《六武衆の影武者》のみが特殊召喚されます。 - 《御前試合》が適用されているとします。《剣闘獣ラクエル》の「このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に」発動する効果で、《剣闘獣ホプロムス》を特殊召喚できますか?
-
デッキに《剣闘獣ラクエル》以外の炎属性『剣闘獣』モンスターが存在する場合であれば、《御前試合》が適用されている場合でも、《剣闘獣ラクエル》をデッキに戻して効果を発動することができます。
また、《剣闘獣ラクエル》をデッキに戻すことによって、自分フィールドに表側表示のモンスターが存在しなくなる場合であれば、地属性である《剣闘獣ホプロムス》を特殊召喚することもできます。 - 《御前試合》が適用されているとします。表側表示で存在している《光と闇の竜》はどうなりますか?
-
その場合、複数の属性を持つ《光と闇の竜》は墓地へ送られます。
- ――では、《光と闇の竜》を召喚できますか?
-
はい、手札に存在する時点では光属性であることから、召喚できます。
但し、フィールドで《光と闇の竜》の効果が適用された時点で、複数の属性を持つその《光と闇の竜》は墓地へ送られます。 - 《御前試合》が適用されているとします。《ローンファイア・ブロッサム》の効果は発動できますか?
-
デッキに火属性の植物族モンスターが存在する場合、できます。
その際、《ローンファイア・ブロッサム》自身をリリースすることで、自分のフィールドに表側表示のモンスターが存在しなくなる場合、デッキから炎属性以外のモンスターも特殊召喚できます。 - 《御前試合》が適用されているとします。《法眼の魔術師》と《賤竜の魔術師》をペンデュラム召喚できますか?
-
はい、自分モンスターゾーンにモンスターが表側表示で存在しない場合であれば、属性の異なるモンスターを同時にペンデュラム召喚できます。
但し、ペンデュラム召喚された後で属性が1種類になるよう選んで、残りはエクストラデッキに表側表示で加わります。 - 《御前試合》が適用されているとします。自分フィールドに表側表示の《青眼の白龍》が存在する場合に、その《御前試合》を墓地へ送って《トラップ・イーター》を特殊召喚できますか?
-
いいえ、できません。
- 自分フィールドに表側表示の《青眼の白龍》が存在し、除外ゾーンに《亜空間物質転送装置》の効果で除外された《ブラック・マジシャン》が存在するとします。《御前試合》を発動した場合、エンドフェイズにその《ブラック・マジシャン》はフィールドに戻りますか?
-
フィールドに戻ることなく、墓地へ送られます。
- 《ゼンマイマジシャン》の召喚成功時に発動した《ゼンマイシャーク》の効果にチェーンして《御前試合》を発動した場合、処理はどうなりますか?
-
逆順処理によって《御前試合》が適用されるため、《ゼンマイシャーク》は特殊召喚されず手札に残ります。但し、この場合でも《ゼンマイシャーク》の効果の発動は行われているため、フィールドの《ゼンマイマジシャン》の効果を発動することはできます。
関連ページ
- 《群雄割拠》
このカードで対策できる主なデッキ
- 【デブリダンディ】
- 【ジャンド】
- 【六武衆】
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