マインドクラッシュ Mind Crush

種 類 | 通常罠 | |||||
①:カード名を1つ宣言して発動できる。宣言したカードが相手の手札にある場合、相手は手札のそのカードを全て捨てる。宣言したカードが相手の手札に無い場合、自分の手札をランダムに1枚選んで捨てる。 | ||||||
初 出 2004年5月27日 SOUL OF THE DUELIST(SOD) | ||||||
制 限 07/03/01~09/02/28・10/03/01~11/08/31 準制限 09/03/01~10/02/28・11/09/01~13/02/28 |
カード名を1つ宣言し、相手の手札に宣言したカードがあればそれら全てを捨てさせ、なければ自分の手札をランダムに1枚捨てる効果を持つ罠カード。
当てずっぽうで発動しても、運要素が強すぎる上に外した際の損失が大きい。
そのため、基本的には以下のように使用することが多い。
- ピーピング後に発動する
《ダスト・シュート》《水霊術-「葵」》のようなピーピング兼ハンデスカードと組み合わせることで、確実に相手の手札を捨てさせることができる。
特に、モンスターカードしか選択できない《ダスト・シュート》と組み合わせることで、その中に強力な魔法・罠カードが存在していても取り零さずに済む。 - 処理時に手札に必要なカードを捨てさせることで、効果を不発にさせる
《バトルフェーダー》の効果にチェーンして《バトルフェーダー》を、【デミスドーザー】において《高等儀式術》の発動にチェーンして《終焉の王デミス》を、2012年7月21日~【海皇水精鱗】において《凡人の施し》の発動にチェーンして《ジェネクス・コントローラー》を宣言するなど。 - 安定・安全を買う
不自然にフィールドががら空きな時に《冥府の使者ゴーズ》を、攻撃力が負けている『BF』モンスターや光属性モンスターが攻撃して来た時に《BF-月影のカルート》《オネスト》を、ガバ伏せの中に《神の宣告》がない時に《大嵐》を宣言するなど、それさえ無ければ勝てる・ゲームが有利に傾くといった場面で、無かった時のデメリットを覚悟の上で。 - 手札に戻る厄介なモンスターを間接的に除去する
フィールドから手札に戻った《オネスト》《N・グラン・モール》のような見えていても対処の難しいモンスターを、手札に存在する時に処理できる。 - サーチ・サルベージ直後に発動する
《E・HERO エアーマン》《強欲で謙虚な壺》などでサーチした処理後や、《大天使クリスティア》《死者転生》などでサルベージした処理後の優先権で、それを捨てさせることができる。
特にサーチは【旋風BF】【六武衆】【TGガジェット】などデッキの主軸となる場合が多く、メインデッキから投入してもこのカードが腐るリスクは小さい。 - 自分の手札を能動的に捨てる手段として
禁止カードなど確実に相手の手札に存在しないカード名を宣言することで、あえて自分の手札を捨てることもでき、『暗黒界』モンスターの「効果で捨てたれた時」効果などを能動的に発動させることができる。
但し、相手の手札をピーピングできない場合があるので、実際には、メインデッキに採用できるプール内で相手の手札に存在する可能性が無きに等しいカードを宣言しておくのが吉だろう。
その際、ランダムに1枚捨てるため、あらかじめ手札を1枚にする・捨てて良いカードのみにするなどしておきたい。
自分の手札を能動的に捨てる手段としての使い方に加え、『ウイルス』カードや《墓穴の道連れ》などによるピーピングが容易な【暗黒界】とは相性が良い。
速攻魔法カードを宣言してもチェーンして発動されるだけだが、デメリット効果を活かして自身の手札を捨てたい場合に、あえて宣言することで相手に発動を強要させてみるのも手か。
処理時に、宣言したカードが相手の手札になかった場合に自分が手札を1枚捨てなければならないため、自分の手札が1枚以上なければ発動できない。
そのため、【インフェルニティ】や《E・HERO バブルマン》を主軸とした【ヒーロービート】【アライブヒーロー】など、一部このカードと相性が悪いデッキが存在する。
通常魔法の《異次元の指名者》とは相互互換の関係にある。
フリーチェーンである点・複数枚捨てさせることができる可能性がある点で優るが、あちらと違って除外ではないため再利用され易い点で劣る。
手札の一部が判明している状況で発動した場合に、当該カードを手札コストとして《サンダー・ブレイク》などをチェーンされ、ハンデスを回避される危険性がある。
フェイズの移行宣言やカードの発動確認なしにカードをプレイした場合、巻き戻しが発動する可能性があるので、自衛のためにもデュエル中の宣言や確認は逐一行いたい。
補足
- ダメージステップには発動できない。
- お互いの手札が1枚以上存在する場合に発動できる。
- 処理時に、自分の手札がない場合でも、相手手札を捨てる処理を適用できる(その際、相手の手札に宣言したカードがなかった場合には、特に何も行われない)。
- 処理時に、相手の手札がない場合でも、自分の手札をランダムに1枚捨てる処理が適用される。
- 発動する際にカード名を1つ宣言する。
- カード名を間違えて宣言した場合の処理は、その大会での判断による。
- 禁止カードも宣言できる。
- 禁止カードを宣言した場合に、相手の手札を確認できるかは、その大会での判断による。
- シンクロ・エクシーズ・2017年3月25日~リンクモンスターは宣言できない。
- 公式大会で使用できないカード・現時点ではまだ発売(現環境ではまだ存在)していないカード名を宣言できるかは、その大会での判断による。
- 公式大会で使用できないカード・現時点ではまだ発売(現環境ではまだ存在)していないカード名を宣言した場合に、相手の手札を確認できるかは、その大会での判断による。
- 処理時に、宣言したカードが相手の手札にある場合、相手は「そのカードを全て墓地へ捨てる」処理を行う。
- 処理時に、宣言したカードが相手の手札にない場合、自分は「自分の手札をランダムに1枚捨てる」処理を行う。
- 処理時に、宣言したカードが相手の手札にない場合、ないか相手の手札を見て確認できる。
- 処理時に、宣言したカードが相手の手札にある場合、捨てた枚数がそのカードをデッキに採用することのできる上限枚数未満で、且つ公開領域に残りのカードが存在していない場合、他にないか相手の手札を見て確認できる。
Q&A
- ターンプレイヤーが《強欲で謙虚な壺》で《E・HERO エアーマン》を手札に加えたとします。その《E・HERO エアーマン》が召喚される前に《マインドクラッシュ》を発動することはできますか?
-
はい、できます。
一連のチェーン処理終了直後にはターンプレイヤーに優先権がありますが、クイックエフェクト以外の発動などは一度優先権を放棄する必要があるため、そのタイミングで《マインドクラッシュ》を発動できます。 - ――では、《サイクロン》を加えた場合は、どうですか?
-
一連のチェーン処理終了直後のターンプレイヤーの優先権で、その《サイクロン》を発動された場合には、それより前に《マインドクラッシュ》を発動できるタイミングはありません。
- 相手が通常のドローを行った直後に、フェイズの移行宣言なく相手が《サイバー・ドラゴン》を特殊召喚しました。この場合、スタンバイフェイズに巻き戻って《マインドクラッシュ》を発動できますか?
-
はい、できます。
関連ページ
- 《異次元の指名者》
このカードを使用するデッキ
- 【暗黒界】
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