サンダー・ブレイク Raigeki Break

種 類 | 通常罠 | |||||
①:手札を1枚捨て、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。 | ||||||
初 出 2002年5月16日 新たなる支配者(301) |
手札1枚をコストに、フィールドのカード1枚を破壊できる効果を持つ通常罠。
フリーチェーンで、フィールドのカードの種類や表示形式を問わず破壊できる汎用性の高いカード。
普通に使用した場合には、2:1交換となりアドバンテージの面から見ると損をするが、『魔轟神』のような捨てられた時に効果を発動するカードや、《グローアップ・バルブ》《黄泉ガエル》のような墓地に置いておきたいカードとは、このカードの手札コストとの相性が良く、それらを能動的に捨てることができる。
魔法・罠カードの除去であれば《サイクロン》、モンスターの除去であれば破壊ではないものの《強制脱出装置》などが、それぞれノーコストで使用できる。
このカードの採用には、モンスターと魔法・罠カードのいずれにも対応できる汎用的な部分だけでなく、デッキとの総合的な相性で判断したい。
例えば、【TG代行天使】であれば、手札の《神聖なる球体》に良い活用先が生まれるのみならず、《神秘の代行者 アース》『TG』のサーチ効果に対して発動された《マインドクラッシュ》を回避しつつ、相手にデメリット効果を受けさせることが可能。
自分のフィールドのカードも対象とできるため、《強制転移》とのコンボで送りつけられた《No.30 破滅のアシッド・ゴーレム》によるロックから脱することもできる。
類似カードとの比較は以下の通りである。
![]() サンダーブレイク | ![]() 鳳翼の爆風 | ![]() 因果切断 | |
---|---|---|---|
対象(人物) | 自分・相手 | 相手 | 相手 |
対象(場) | フィールド | フィールド | フィールド |
対象(形式) | 問わない | 問わない | 表側表示 |
対象(種類) | カード | カード | モンスター |
除去 | 破壊 | デッキの上 | 除外 |
追加効果 | – | – | あり |
自分のカードも選べる柔軟さは、《サンダーブレイク》にしかない強みである。
《鳳翼の爆風》によるデッキトップ送りは、再利用されてしまうデメリットを有しつつも、ドローロックが決まれば単純な2:1交換という枚数アドバンテージでは測れないメリットが存在する。
《因果切断》は、対象にできるカードの範囲こそ非常に限定的なものの、除外できる点やその後の追加効果を含めると他の類似カードに決して引けを取らない。
2016年9月10日~類似カードに、《バージェストマ・ディノミスクス》が存在する。
これらの採用については、想定するケースや対象、現在の環境などに応じて検討したい。
補足
- フィールドのカード1枚を対象に取る効果。
- 自分・相手フィールドの、モンスター・魔法・罠いずれも選択できる。
- 手札を1枚捨てるのはコスト。
- ダメージステップに発動することはできない。
- 対象となるカードがフィールドに存在しない場合、発動できない。また、このカード自身を対象に選ぶことはできない。
Q&A
- 《サンダーブレイク》にチェーンして、対象となったモンスターのコントロールを《エネミーコントローラー》によって奪った場合、対象となったモンスターは破壊されますか?
-
はい、されます。
- モンスターゾーンに存在するモンスターカードを対象に発動した《サンダーブレイク》の効果処理時に、その対象のカードが魔法・罠ゾーンに存在する場合、処理はどうなりますか?
-
《サンダーブレイク》の処理は行われません。
関連ページ
- 《因果切断》
- 《鳳翼の爆風》
コメント