スターダスト・ドラゴン Stardust Dragon

種 類 | シンクロ・効果モンスター | レベル | 8 | |||
属 性 | 風属性 | 種 族 | ドラゴン族 | |||
攻撃力 | 2500 | 守備力 | 2000 | |||
【ドラゴン族/シンクロ/効果】 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 ①:フィールドのカードを破壊する魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードをリリースして発動できる。その発動を無効にし破壊する。 ②:このカードの①の効果を適用したターンのエンドフェイズに発動できる。その効果を発動するためにリリースしたこのカードを墓地から特殊召喚する。 | ||||||
初 出 2008年4月19日 THE DUELIST GENESIS(TDGS) |
自身をリリースすることでフィールドのカードを破壊する魔法・罠・モンスターの効果を無効にし破壊する誘発即時効果、この効果を適用したターンのエンドフェイズに自己蘇生する誘発効果を持つ『スターダスト』シンクロモンスター。
①は、自身のリリースをコストに、「フィールドのカードを破壊する効果」の発動を無効にし破壊できる効果。
破壊されるカードの種類を問わず、広い範囲で対応することができる汎用性の高い効果を持ち、コストで自身をリリースすることから《スキルドレイン》で無効にならない。
②は、①の効果を適用したターンのエンドフェイズに自己蘇生できる効果。
これにより、実質的なコストなしに①の効果を発動でき、毎ターン繰り返し発動することもできる。
なお、《スターライト・ロード》の効果で特殊召喚された場合には、蘇生制限を満たしていない関係で、自己蘇生できない。
破壊効果であれば広い範囲で無効にできるが、破壊を介さない除去(墓地へ送る・バウンス・除外・リリースなど)には無力である。
また、攻撃力が低いため戦闘破壊されやすい点は、このカードの明確な欠点である。
メインフェイズ2以前に効果を発動した場合には、バトルフェイズにこのカード(攻撃力2500のモンスター)がフィールドからいなくなる点も注意が必要か。
①の効果に関する補足は以下の通りである。
- 効果処理時に破壊する効果を無効にして破壊する、任意で発動できる誘発即時効果(スペルスピード2)である。
- スペルスピードの関係で、カウンター罠は無効にできない。
- 「カードの発動」「効果の発動」のいずれにも①の効果をチェーン発動できる。
- 《サイクロン》の「カードの発動」を無効にし、破壊できる。
- 《ハーピィの狩り場》の「効果の発動」を無効にし、破壊できる。
- フィールドのカードを破壊する効果にのみ対応する。
- 《連鎖破壊》など、フィールドのカードを範囲に含まない破壊には対応できない。
- 《真六武衆-シエン》など、「カードの発動」を無効にする破壊には対応できない。これは、発動を無効にされたカードはフィールドに存在する扱いではないため、それを破壊しても「フィールドのカードを破壊する効果」には該当しないからである。
- チェーンブロックを作らない特殊召喚を無効にして破壊する場合も、同様にそのモンスターはまだフィールドに存在していない扱いなので、「フィールドのカードを破壊する効果」には該当しない。
- 《王宮の弾圧》を例に考えると、「モンスターの特殊召喚を無効にし破壊する」場合には、《スターダスト・ドラゴン》の効果を発動できないが、「モンスターの特殊召喚を含む効果を無効にし破壊する」場合には、《スターダスト・ドラゴン》の効果は発動できるということになる。
- これらは、すでにフィールドに存在している「セットカード」であっても同様で、発動自体を無効にされたのなら、フィールドに存在しない扱いになる。※
- 直前に発動した破壊効果に、直接チェーンして発動する。
例:《クリッター》をリリースして《雷帝ザボルグ》をアドバンス召喚した場合。
《雷帝ザボルグ》の効果をチェーン1、《クリッター》の効果をチェーン2という形でチェーンブロックを組むことで、《雷帝ザボルグ》の効果が発動した直後に《クリッター》の効果が発動するため、チェーン3で《スターダスト・ドラゴン》の①の効果をチェーン1の《雷帝ザボルグ》の効果に対して発動することはできない。
当然、《スターダスト・ドラゴン》の①の効果を《クリッター》の効果に対して発動することはできないため、この場合《スターダスト・ドラゴン》の①の効果が発動できる余地はない。
- チェーンブロックを作る効果にのみ対応できる。
チェーンブロックを作らない破壊には《魔轟神獣ユニコール》のような永続効果による破壊や、《リミッター解除》のような残存効果による破壊などが該当する。 - 効果処理時に破壊することが確定している効果にのみ対応できる。
- コイントスで破壊するかが決まる《リボルバー・ドラゴン》、サイコロの出た目で破壊するかが決まる《スナイプストーカー》など、ランダム処理によって破壊しない可能性がある効果に対しては発動できない。
- 《魔のデッキ破壊ウイルス》は、たとえ手札に攻撃力1500以下のモンスターが存在していたとしても、自分フィールドに攻撃力1500以下の表側表示モンスターが存在しない場合には発動できない。
- 「破壊する事ができる」効果を持つ《ディメンション・マジック》など、発動時点では破壊するか不確定な効果に対しては発動できない。
- 《異国の剣士》《リミッター解除》など、効果処理時には破壊を行わない効果に対しては発動できない。
- 破壊効果を持つカードの、破壊以外の効果に対しては発動できない。
- 《スクラップ・ドラゴン》であれば、①の破壊効果に対しては発動できるが、②の蘇生効果に対しては発動できない。
- 自身がフィールドに表側表示で存在している必要がある。
- 守備表示のこのカードが《レッド・デーモンズ・ドラゴン》によって戦闘破壊される場合、「このカードの戦闘破壊が確定し、フィールドに存在しない」ため、その《レッド・デーモンズ・ドラゴン》の破壊効果を無効にすることはできない。
②の効果に関する補足は以下の通りである。
- 発動条件を満たしている場合に、エンドフェイズに任意で発動できる誘発効果。
- ①の効果の発動や効果を無効にされず、このカードがエンドフェイズに墓地に存在する場合のみ、発動できる。※
- 発動条件を満たしたこのカードがエンドフェイズに墓地に存在するなら、同一の《スターダスト・ドラゴン》であっても何度でも発動できる。
《サイクロン》などの「チェーンして魔法・罠カードを破壊できるカード」に弱い、永続魔法・罠、フィールド魔法、装備魔法カードなどを破壊から守ることができる。
これらに該当するカードとして《リビングデッドの呼び声》のような多くのデッキに採用されている汎用性の高いカードから、《竜の渓谷》《スキルドレイン》といったデッキの主軸となるカードなどが存在し、このカードの存在はこうした多くのデッキに安定性をもたらす。
自分の破壊効果も無効にできる。
そのため、このカードを対象に《強制脱出装置》《次元幽閉》などの破壊ではない除去カードを発動された場合でも、自分の《サイクロン》をチェーン発動し、その《サイクロン》に対してこのカードの①の効果を発動することで、間接的に除去効果を回避することができる。
《D.D.クロウ》《転生の予言》といった、墓地に存在している間に他の領域に移動させることができるカードに弱い。
補足
①の効果に関する補足。
- モンスターゾーンで発動できる誘発即時効果。
- フィールドのカードを破壊する魔法・罠・モンスターの効果の発動に、直接チェーンして発動する。
- ダメージステップ中でも発動できる。
②の効果に関する補足。
- 墓地で発動できる誘発効果。
- ①の効果をエンドフェイズに発動した場合でも、そのエンドフェイズにこの効果を発動できる。
Q&A
- 《ディメンション・マジック》の発動にチェーンして《スターダスト・ドラゴン》の①の効果を発動できますか?
-
いいえ、「フィールドのモンスター1体を破壊する事ができる」という効果を処理するか不確定であるため、できません。
- ――では、《スナイプストーカー》はどうですか?
-
いいえ、発動時に「フィールドに存在するカードの破壊」が不確定であるため、できません。
- ――では、《R-ライトジャスティス》はどうですか?
-
はい、できます。
- ――では、お互いのフィールドにモンスターが存在する場合の《闇の支配者-ゾーク》はどうですか?
-
はい、その場合、どの結果でもフィールドのモンスターを破壊することが確定しているため、できます。
- ――では、セットされたカードが存在しない場合の《地帝グランマーグ》はどうですか?
-
いいえ、《地帝グランマーグ》の効果は発動しますが、対象が存在せず何も破壊しないため、できません。
- ――では、《魔轟神獣ユニコール》はどうですか?
-
いいえ、チェーンブロックを作らない効果に対しては発動できません。
- ――では、《光神化》はどうですか?
-
いいえ、「カードの発動」に対しては発動できません。
また、エンドフェイズのチェーンブロックを作らない破壊する処理に対しても発動できません。 - 《死者蘇生》の発動にチェーンして《真六武衆-シエン》の効果を発動した場合、それにチェーンして《スターダスト・ドラゴン》の①の効果を発動できますか?
-
いいえ、「魔法・罠カードの発動を無効にして破壊する」効果は、フィールドのカードを破壊する効果として扱われないため、できません。
- フィールドにセットされている《リビングデッドの呼び声》を発動したとします。その《リビングデッドの呼び声》の発動にチェーンして《真六武衆-シエン》の効果を発動した場合、それにチェーンして《スターダスト・ドラゴン》の①の効果を発動できますか?
-
いいえ、「セットされている魔法・罠カードの発動を無効にして破壊する」場合であっても、フィールドのカードを破壊する効果として扱われないため、できません。
- ――では、《ダーク・アームド・ドラゴン》の自身の特殊召喚に対して《王宮の弾圧》の効果を発動した場合はどうですか?
-
いいえ、特殊召喚を無効にして破壊されたモンスターは、フィールドから破壊された扱いにはならないため、できません。
- 《スターダスト・ドラゴン》の②の効果にチェーンして《王宮の弾圧》の効果を発動した場合、その《スターダスト・ドラゴン》の②の効果を再び発動できますか?
-
いいえ、できません。
- 《サイクロン》の発動にチェーンして《スターダスト・ドラゴン》の①の効果を発動した場合、それにチェーンして《スターダスト・ドラゴン》の①の効果を発動できますか?
-
いいえ、フィールドのカードを破壊する効果として扱われないため、できません。
- ――では、《サイクロン》の発動ではなく《ダーク・アームド・ドラゴン》の効果の発動ではどうですか?
-
はい、できます。
- 《サイクロン》の発動にチェーンして《スターダスト・ドラゴン》の①の効果を発動した場合、それにチェーンして《非常食》を発動しその《サイクロン》を墓地へ送った場合、②の効果は処理されますか?
-
はい、このカードの効果で《サイクロン》を破壊することはできませんが、発動を無効にしたこのカードが墓地に存在する状態であれば、エンドフェイズに②の効果で墓地から特殊召喚できます。
- 《D-HERO ダイヤモンドガイ》の効果で発動した《ライトニング・ボルテックス》にチェーンして、《スターダスト・ドラゴン》の①の効果を発動できますか?
-
はい、できます。
また、墓地にある《ライトニング・ボルテックス》を破壊することはできませんが、発動を無効にしたこのカードが墓地に存在する状態であれば、エンドフェイズに②の効果で墓地から特殊召喚することもできます。 - 《マクロコスモス》が適用されているとします。《スターダスト・ドラゴン》の①の効果で自身をリリースし、そのターン中に《異次元からの埋葬》でその《スターダスト・ドラゴン》を墓地へ戻した場合、②の効果は発動できますか?
-
いいえ、できません。
- 《スターダスト・ドラゴン》の①の効果で自身をリリースし、そのターン中にその《スターダスト・ドラゴン》を《D.D.クロウ》で除外しました。その後、そのターン中に《異次元からの埋葬》でその《スターダスト・ドラゴン》墓地へ戻した場合、②の効果は発動できますか?
-
いいえ、できません。
- 《スターダスト・ドラゴン》の①の効果にチェーンして《天罰》を発動した場合、エンドフェイズにその《スターダスト・ドラゴン》の②の効果は発動できますか?
-
いいえ、発動そのものが無効にされているため、その《スターダスト・ドラゴン》を特殊召喚する事はできません。
- 《宮廷のしきたり》が適用されているとします。《死者蘇生》の発動にチェーンして《王宮の弾圧》の効果を発動した場合、それにチェーンして《スターダスト・ドラゴン》の①の効果を発動できますか?
-
はい、効果の発動を無効にできます。
但し、破壊することはできません。 - 《強制転移》の効果で《スターダスト・ドラゴン》のコントロールが移ったとします。その《スターダスト・ドラゴン》が①の効果を発動したエンドフェイズに②の効果を発動した場合、どちらのフィールドに特殊召喚されますか?
-
その場合、元々の持ち主のフィールドに特殊召喚されます。
- 《サイクロン》の発動にチェーンして《スターダスト・ドラゴン》の①の効果を発動したとします。エンドフェイズにその《スターダスト・ドラゴン》の②の効果で特殊召喚した成功時に発動した《奈落の落とし穴》にチェーンして、その《スターダスト・ドラゴン》の①の効果を再び発動できますか?
-
はい、できます。
その場合、そのエンドフェイズに②の効果も再び発動できます。 - エンドフェイズに《スターダスト・ドラゴン》の②の効果で特殊召喚したその《スターダスト・ドラゴン》に対して、《シンクロキャンセル》を発動できますか?
-
はい、できます。
但し、自身の効果で特殊召喚されているため、エクストラデッキには戻せますが、シンクロ素材一組を特殊召喚することはできません。 - ダメージステップに発動した《スノーマンイーター》の効果にチェーンして《スターダスト・ドラゴン》の①の効果を発動できますか?
-
はい、できます。
- 《スターダスト・ドラゴン》が戦闘を行うダメージステップに発動した《スノーマンイーター》の効果にチェーンしてその《スターダスト・ドラゴン》の①の効果を発動できますか?
-
はい、できます。
その場合は、その戦闘が無効となります。 - 《スターダスト・ドラゴン》の②の効果が、《アーティファクト-デュランダル》の効果によって「魔法・罠カード1枚を選んで破壊する」処理になりました。エンドフェイズにその《スターダスト・ドラゴン》の②の効果を発動できますか?
-
はい、できます。
関連ページ
- 『スターダスト』
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